top of page
塚野建築設計事務所

建築の日本展


最近はアウトプットばかりが続きインプット不足。

会期が9月17日までということもあり滑り込みで行ってきました。

建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの

@森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)

218.4.25~2018.9.17

会場は9つのセクションで構成されていて100のプロジェクトを写真資料や大きな模型、原寸大の茶室の再現や映像表現によるインスタレーションで作品を紹介しています。

9つのセクションがまた魅力的だったのでここにメモします。

01可能性としての木造

02超越する美学

03安らかなる屋根

04建築としての工芸

05連なる空間

06開かれた折衷

07集まって生きる形

08発見された日本

09共生する自然

これらのキーワードをもとに各セクションを回るとなんとなく「建築の日本展」というちょっと変わったタイトルの意味がわかってきます。そもそも、なんで「日本の建築展」じゃないの?って思ってたんですが。。建築を通して日本が浮かび上がってくるような感覚でした。

撮影OKの展示もあったので写真をちょっとだけ。

↑北川原温「木組みインフィニティ」115角の集成材を単純な相欠き加工をした僅か4種類の部材で組みげられている。単純な部材構成だけど見る方向によって表情が変わる。

↑千利休 「待庵」の原寸再現。内部見学はさすがの行列でした。

↑丹下健三 香川県庁舎間仕切り棚

県庁ホール受付のクローク棚。ミッドセンチュリーっぽいデザインは今見ても新鮮。欲しい。

↑丹下健三 自邸の1/3模型

3尺・6尺ではなく4尺・8尺のモジュール。なんとピロティ形式!

↑齋藤精一+ライゾマティクス・アーキテクチャー 「パワー・オブ・スケール」

カッコ良すぎ。高校生の頃、映像表現の道に進みたかったのですが未だにカッコいい

映像表現を見ると進路変更したくなっちゃいます。。

というわけで建築を通して日本が見えてくる、「この先の日本」について考えたくなってしまう展示でした。